ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔52〕こういう状況がある程度予測できたにもかかわらず、どうしてデッドラインに置かれないといけないのですか?神は慎重でした。包丁のことは、悪かった。お前の顔に身体に当たらなかったとはいえ、それは、恐怖の極みであったろう。その朱色が生涯お前を守るし、その色で最後は大成するといっても今は信じないだろうがお前の一生は保障する。でもこういうことが、あと、何回も起こるのでは?そう思うとぐっすりとは、眠れない。天井の真ん中にある電燈の灯の一番小さい球を見ながら考えることは、なんで、生まれたのか?という後悔だけ・・・。神は言われました。父にとっての第三次世界大戦が勃発しているのに、お前は、泣き言ばかり、どうして、もっと、父を見ないのだ??あんなに、新聞を積み重ねている父に、切抜きをしている父に、一体、どんな尊厳を見よと?ほう・・・お前は、新聞を撃ち下せるとでも?いいえ、そこまでは言いません。下さなくても、配下には出来ましょう。どういう方法を持って?彼らのシッポを掴めば、彼らはそれなりに、シッポを振って来るでしょう。神々は互いに驚愕します。それでもなお、とにもかくにもお前の父を愛せよと。しかしこれではキャロは納得出来ません。