ルビー・ウーマン《復讐の館編》〔46〕どうしてその子とばかり、遊ぶの??友達はおろか、伯母や、父まで、長屋論を展開します。自分と同位の者達と競争しないと、そうやって、無駄な時間ばかり使い、横道にそれていたらよくないぞって。悪いとは、はっきり言わず、よくないっていう論調なんです。キャロは、小学校低学年の時に、グンジ君っていう男の子の涙を見ているんですね。その授業は自分の家のお父さんの職業を発表するという今で言う、倫理の時間。グンジ君とは、連日、首を掴んで、取っ組み合いの喧嘩しているキャロだったので、彼の番を今か今か・・・って待っていたんです。彼は、水商売です!!って堂々と発言。ふ~~~んって、キャロは漁業だと、思って、勘違いしているんですが、どうも、おかしいんです。周りが、きゃあきゃあ言って、はやし立てているんです。なんやなんや~って。言い直せよ~って。グンジ君は泣きそうなるのを抑えて、ノミヤ〔飲み屋〕ってヒトコト言って、座るんです。一体なんなんだ??とキャロは思ったし、なんで、泣くの??グンジ君ってね。それからです。もう、えりくび掴んで、押し倒すっていうのを、キャロはしないでおくことにしました。あの涙・・・。ティア~はこたえました。