ルビー・ウーマン《黎明編》〔26〕脇田大佐は、その神について、少しだけ、知識がありました。何か、ヒントをもらえるのかも?ちょっと、待ってください!!追いかけると、嬉しいことに応じてくれました。勘違いの定理っていうの、教えてあげよう・・・え??脇田大佐はしどろもどろになります。これまで、忠誠心や理性のみできた自分。それなのに、勘違いを言い出す・・・本当に、この人は神様なのだろうか?と。お前が疑うのもわかるさ、私も、いっときは、お前のように、図書館に頻繁に通ったものだよ、お前は実際は、成仏していないと、下界では思われているようだが、まず、そこが違う。お前はたびたび、呼び出されるがために、目が覚めた、その相手は??もしや、・・・。脇田大佐には、それが誰だかわかっていました。次女のミチ子が、求愛されているのに、断わろうとしている。そうだ・・・今のところは、しかしね、この事態を変えるために、お前は、頭の話に戻せ!そして土下座だぞ!と。示唆はなぜ、興したんだ?それは・・・この娘が無事に結婚することが出来るように・・・脇田大佐の眼前にあの場面が広がりました。