ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔9〕弟は明らかに、ありとキリギリスの物語でいえば、蟻ではなく、キリギリス。宿七さんは、間違いなく、蟻です。この二人の、接点は間違いなくキャロ。なんだか、不思議になります。キャロはすべて両極端のふたつを、くっ付ける役割を担っているなあって、最近とみに、自覚するのです。落ちこぼれと、エリートをくっ付けるのもキャロ。老若を結びつけるのもキャロ。貧乏人と大富豪の接点を取り持つのも、キャロ。ま、まるで、ボンド〔接着剤〕ガールみたいやねんって♪光栄なことですよね、すべての上場がキャロを手始めとする、それなら、アクティブに早急にならねば・・・。のんびりしている場合ではないし、時間もないのです。宿七さんは、キャロの才能を速くから、見抜いていますから、彼こそが、真実の被害者かもしれません。でもこれだけ、遅れたから、キャロの性質が、柔和と調和の極みをみたのも言えるかなあって。