本当は、電子レンジで、温めるだけでいい、フライドチキン、今教授と一個ずつ、食ってきた~ご丁寧に、油で揚げてやったんだ。教授のためだけでなく、自分もそうする方がより良いってことを、知っていたからだよね。これは、調理した奴を、エレナで売ってたらしいんだ。キャロが買い物に行くのを、なぜ教授が嫌がるかっていうと、どこが、底値で出ているかを知らないから、怖いんだって。これは、キャロも助かっている。スーパーに行って、重たい袋を提げて帰るっていうことを随分していない。福岡でもチャリだからね。彼にもわかっているんだ。どれ程の、年月、キャロがシカトを受けて、折れることもなく、パソコンに向かって書いているのかって。シカトっていうのは、存在を認めるがゆえに、やれるおぞましい行為なんだ。もしも、完全にキャロが透明人間なら、やる必要がなかった。だから、生きていること自体が、とても邪魔だったんだろう。でも、失わなかったよ!!日本人としての誇りを・・・。脇田大佐が世界中の駆逐艦を集めてキャロを護衛してくれたんだ。この国を捨てて行くなんて、たとえ、異邦人として扱われても考えなかった。キャロの一行〔センテンス〕が、世界を震撼させ、そして、どよめかせるっていうことは、ものごころが付いた頃から、暗示として知っていたんだ~