父の学年ひとつ、上の姉がね、万国博覧会にキャロと知人の娘さんを連れて行こう!!って言い出してね、その時にも、スッタモンダしているんだ。キャロ自身も魔の変化球サーブを編み出しておる最中、ここで、10日間もの間、練習出来ないってことは、痛いなって、当初乗り気ではなかったんだ。母も反対した。その理由が後から、判明するんだ。伯母は、本当の目的が別にあって、脇田大佐のひとり息子の住む、千葉まで行って、キャロに仏壇上でも、会わせたいっていう願望があったんだ。もっと、女らしくなるように、そそとして、男にかしずく女になるように、軍人だった祖父と対面させれば、少しは違うってね。母は、ぎりぎりまで、反対してね。キャロ、最後に伯母の方に、寝返ったんだ。何かやろうっていう時には、止めようとする側に、抵抗する側に特別な秘密があるっていうことに、中二だけど、気が付いたんだね。それに母の兄とは、長崎の純心幼稚園の運動会の時来てくれて会ってる。五島出身の素敵な、河内桃子さんにそっくりな女性を射止め、キャロよりもひとつ下の娘さんがいる。でも、母がなぜ仏壇に参ることを反対?この旅行には行くべき!!これは凄い発見があるぞ!!ってね。この伯母の知人っていうのは女医。当然、キャロと万博行った娘さんも今は女医なんだ~