贅沢な悩みや泣き言を聞いてる暇は3匹には、ありません。お母さんゴリラを薬で眠らせて頂き部屋を出ました。病室で点滴を受けるのが嫌だとか、飛行機が嫌だとか、屁の突っ張りに過ぎない。それにまだ気がついてない母の仕草が、3匹には、いとおしく感じられ…

3匹には、小父さんの無頼派が持つ重厚が、やっと理解出来ました。額に汗してなくても、立派な人はある…そして、ピロリをハナから受け付けない胃の移植手術代金は250万円也。そんな、大金を、ひょひょいのひょいと出せるのは、超富裕層のみ。保険は効きません…

今更どのツラさげて小父さんのもとへ？は、3匹にはありました。亡くなった父から厳しい言葉を頂いていたからです。額に汗して、働かざる者を、迂闊に、近づけてはならない…しかし、ことは、緊急事態でした。急がないと、母は食べる喜びを失ってしまう…3人は…

病院から呼び出され、３匹のゴリラは、病状の説明をドクターから聞いて驚くのです。胃の移植手術をしないと、毎日、お粥しかこれからは食べることは出来ないを宣告されるのです。移植をして百歳まで生きる特権を駆使出来るのは、限られた富裕層。とても、母…

昔あるところに、お父さんゴリラとお母さんゴリラがいました。３人の息子たちに恵まれ、すくすくと大きくなり、長男以外は結婚して、家を離れて行きました。長男はまだ未婚ですが、花嫁募集中でやはり、家を離れて遠方に住んでいました。お父さんゴリラはバ…