イエローダイヤ・マン《標榜編》〔299〕俺は昨夕ほっともっとで感動的なシーンに巻き込まれる。ずっと厨房内からの視線に気がついていた。しかし視線と遭わせるのが怖かった。俺のインスタイルブログで迷惑を掛けてはしまいか?っていう配慮もあってそうしていたが俺が目を合わせたのは自分から視線合わせるのならいいのでは?との結論に達したからだ。俺がオーダー線に立っていても電話注文を受けるのに忙しくて彼女との視線あわせは長くなる。彼女は微笑み返しをして来たからだ。オーナーと思しき男性と似ていてその娘かも!!って俺は想像した。顔も似ていたからだ。親子でほっともっとを?それも全然視野外ではないだろう。そうして店を維持継続していく姿から深く学ぶものはある。俺たちの世代より格段若い女性で覚えも早くて、俺のオーダーが中々完了へ進めないことにハラハラしていてなんとファクス番号を電話の相手に伝えているのだ。それでも俺はニコニコだった。普段とは違っていて心の容量は無限大への変身を遂げていたのだった。百五十円のポイントカードは今日購入の予定でいる。