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イエローダイヤ・マン《標榜編》〔164〕あの逆転力が俺にも欲しいがそうは問屋が卸さない。スケートの羽生が勝ち取った五位からのトップ、そして内村も同位。稀勢の里の逆転もしかりで、それらが持ちうるものに思いを馳せると、内容がすこぶるいいことがまず言えていて、ダメだ・・・と最初大衆が先に思ってしまったことが効を奏じた。それが叶ってしまうことで、無類の感動を巻き起こした。人間誰しも持っているこの逆転の力を引き出すことを示されて、俺は凡人ではあるけれど自分にも繋がる軌跡があるのでは?と強かにも考え始める。日頃努力を積んだ者にしか与えられることはない!というのがわかっていても知りたくなるし、どうすれば自分にもオコボレがくるのかその仕組みを知ることが俺の課題になっていた。彼らが言うのが、天才の世界だけの話とは思いたくない。何か馬齢があるはずだ。爆発力を持つ人間には日頃培ったリズムがあって、相撲道ならその道の・・・或いはゴルフならゴルフの勘域がおのおのあるのだろう。見えない力が働いて勝利を捥ぎ取った稀勢の里の五月場所が楽しみだ。相撲が身近に感じられるようになったことと、ニッポンのお弁当、幕の内の本家本元となる相撲に秘められた庶民との深い繋がり・・・。彼の出番が五月病をも吹っ飛ばす。