アクアマリン・マン

 僕はいつもの美容室に行き、髪を切り軽く毛量を減らして、いつもの髪型に整えてもらった。この美容室は周囲をスーパーやコンビニ、飲食店に囲まれ、店内には、自由に飲めるミネラルウォーターが設置してある。しかし今、

ふたりで訪ねることはなくなった。以前は、僕が髪を切るとき、必ず妻もついて来てくれた。今はそれぞれの休日を過ごすという成り行きだ。最終に来て、後ろ髪を鏡で写され、同意を求められ、僕は了承する。その時だった。美容師さんからもちかけられた。「今回は、僕の傑作として、写真に収めタブレットに入れ、部員のみんなや、お客様とも共有したいのですが、よろしいですか?」僕は一発okした。男のボブを貫いて久しい。