常に頭にあった天下獲り

 鈍臭い(どんくさい)わては娘時代も男子として、巷を闊歩した。しかし、今、やっと分かり、溜飲をおろす。わての変遷が見て取れる字に出食わした。純の字…糸へんや。それがどんになると、カネへんに替わる。わては、ふたつを使い回し、うまく生き延びた。純な自分、鈍感な自分や。多重人格を利用しながら、皆とは、迷子にならんよう、手を繋ぎここまで来たんやな。左が糸になるか、金になるかは、相手により替わる。