容子のショックの大きさ…それだけで収まらない。長男は2年前にすでに結婚していたことも、ショックには違いない。容子がこうして置いてきぼりの状態に陥ったのは、本人が社会人として、体（てい）を成してないから…そこは否めません。厳しいことを言わせてもらえば、容子にはまだ、実態がない状態だと分析します。何はともあれ、誰もが容子を作家とは思ってないことが鮮明になり、愕然として、うなだれ、自分の足元を、じっと、見つめたこの事実。息子のブライダルと言うのに、1円も包まない親は日本にはいません。なぜ？どうして？疑問符は渦潮に飲み込まれていますね。
