ふたりとも優秀な夜勤スタッフや。

 年の差異は半端ないが、ふたりとも、これからのコンビニ界を引っ張る予想図に食い込む人材や。若い方の男子スタッフは何かを探す風情や。首をかしげて、上を見ながら、うちを一瞥。しかし、仕事は完璧に終わりましたの、したり顔が、出ていた。失敗なんかあるはずもない。皆がそれを思わずにはいられんかった。どうしたんですか?とうちは彼に質問していた。彼は物がなくなったのに、半券が貼ってない…なんでかなあって思って…は、半券ならある、貼ってるで!エフのとこや!ああ……み、みんなが固唾を飲み込みし〜〜ん。なんと、なんと、うちは、ドラゴンボールの半券をポケモンくじのFの場所に貼ってたんや。こんな、酷いうちを、皆は、支えてくれている。