1日いくら自分は使えるか?

 一番の重要はこの金額の縛りだ。独身貴族がなかなか諸手を挙げて、嫁取り宣言に踏み切れない理由。もしも、倹約志向の顕著な伴侶なら、1日五百円の縛りもありうる?弁当は恐らく作ってはくれる。しかし、考えてみたら憂鬱の雲が頭を覆い込む。貯蓄型は称賛に値するのに、長らく気楽な独身貴族を味わう輩たちには、シビアな問題でもある。犬も歩けば男子にぶつかると言うくらい、ふくの湯も男たちの桃源郷になっていた。男子は自由を削がれ、給与も差し押さえに遭うのでは?そこまで賢い男子は想像している。時代の趨勢を伺うべく様子見してる公算は高い。