おさんどんは差別語ではないで。

 うちは、かなり、厳しく伯母から言われたからな。ブサイクはおさんどんは出来ないことには、話にはならん!そこまで、普通の伯母が言うか?しかし、伯母の言葉には、確かなコトダマが響いとった。べっぴんでも、最低限は取得しとる。ブサイクなら、完璧出来なくて、どうする?そういう意味が含まれていた。うちは、その時、辛いことから、逃れたい一心やった…楽して人生の帆を上げたいタイプやった。しかし、こっちの怠け心を伯母は見抜いていたんや。楽(ラク)して生きたいうちの本心を非難する伯母のしかめっ面。見たくはないけど、うちから離れんのや。