デニム・ブルー・サファイアママン8の16

 やがて神社の催しで御稚児さんとして、容子は年長さんのグループでみんなと入場して地元のみんなに祝福を受けます。神社はそういった勢いよさを受け持ち、男子たちには勇壮をイメージした召し物で、そして可愛い女子たちの頭に冠を被せ健康と多幸を祝い合う。着物も着せてもらい、いつになく、緊張も見せます。自分はもしかしたらちょっとばかり可愛いい?不可思議な微笑も見せながら、重たい冠の装飾を触っている。そして、なかなか外せない。それくらい、ずっと被っていたかったのでしょう。私にも戸惑いはあったのです。女らしさについて、あの子が拘りを持った…とすればこの時だったを記憶するのです。