イエローダイヤ・マン《標榜編》〔47〕自分を表わすことが苦手でいつも人生で弱者に回ってきた人々が起こす今年の総括としてハト男を取り上げていた。餌をやってはいけないのにばらまき、それでも行政指導に応じず、近隣の人々、特に家主が百万円を掛けて、雨どいを修理しても、こっそり餌をやってる映像に俺も心ざわめく。法律規制が出来ず、名古屋市だが近隣の動物園は鳥インフルで閉園になっていてその関係上、子供を持つ父兄など心配でしようがないというニュース。こういった行政が取り締まれないものも数多く混在だがそ知らぬ振りは出来ない。田嶋陽子氏が最初にしなければならないことはカウンセリングで、こういう人々は心に空虚を抱え込んでいて、ハトが来てくれた瞬間の喜びに頼っているのが要因でいいアドバイスだなあと思うのだ。中々の女性ならではの御意見で、世の中の弱者の本当の機微に目を向けることがいかに最優先なのか、ひとつの事例は次を引き出してしまうゆえ、俺は取り上げたいと思った。引き出しを一杯持っていても俺はそれを提示するだけに終わりたくない。俺は隣人だったら?とまず置き換え、次は行政だったら?と。しかし放置しておくと延々とこの問題は続行する。田嶋氏が市長ならどう動くのか、それを知り得たことを幸運に思うのだ。