自分ひとりで教育を三人の子供に施すのは無理からぬ話で、それぞれの分担が決った。俺が長男で、キャロルは長女、そして今のまま二男が娘だ。今の時代の子育て力は俺たちの時代の母達が持っている馬力とは数段の格差があって、俺たちの時代の母親はやはり優れていたなあって。感心してぼおおおおっとなってしまう。ラーメンの屋台のようなものも引いていた時代が俺の父親にはあって、あと数ヶ月足りなくてJA年金を貰うことが出来なかった。親父は俺が自慢だった。あの頃、標高何百メートルという富士町から行員になったのは少なく俺は本当に運が良かった。正月に親戚集まったとき、急遽決まるのだ。俺は二ヶ月猛勉強した。兄も中卒、弟は俺がいったことで、高校へ進んだ。裸電球のもと、俺は集中しほぼ寝なかった。嬉しくて眠れなかった。すべり止めなんかご大層なものは皆無の時代だ。今の若者でももし、未来を開けるのならそれは万が一だろう。俺の時代よりも遥かにサクセスは難しい。時代の先鋒に選ばれる人材をまず目指す・・・そして中堅に行くまで様々な軋轢もあって、最初から大将に選ばれるのなら他抜擢実力者だろう。デルスカイしておこう。剣道ニッポンだ。