イエローダイヤ・マン《標榜編》〔31〕一週間ごとに人々の言葉をクローズアップしてみんなの脳裏から消えないようにする仕事が俺の枠組みだが、今週はとても選びきれそうにないな!って三連単を考え出し上司に相談すると快諾してもらえホッとした途端、大谷投手の契約更改だ。あと一年大谷がいるのといないのとでは全くニッポン球界のみならず海外情勢も変わってくる。大谷が今年獲れないことがわかって動き出したMLBのエージェントも多いだろう。彼が獲れるとか獲れないではなく、彼が加わることがないMLBの環境でまず、どこか寂しいというのが第一声だろう。ホセ・フェルナンデスがいないという絶海に立たされている。彼が特別過ぎたからだ。笑顔がまるで天使のようだった。そしてカストロ議長がホセ・フェルナンデスを追い駆けるように亡くなったことが俺にとっては運命魂のようにも感じた。カストロ議長が右であっても左であっても俺はそれを超えて凄い人だったんだなあって。つまりみんながそこを知りえないと埒が開かない。右が極右とは限らず左が極左とは限らないという臨界だ。ここで俺から倫界として開示しておこう。俺たち1985年から平成元年の人材は手強い。こうしてみずから言う点もすこぶるフェアーなのだ。