サファイア・マン《面白い男編》〔79〕忘れないうちにもしたためておきましょう。シゲルちゃんは生涯一捕手という言葉を持つ野村さんの大ファンで、あのホームスチールは野村さんに習っていた捕手なら止められただろうって。その勇気ある発言を今、野球に真剣に取り組むみんなの為に伝授しましょう。体にタッチしないでミットをベースに乗せてボールと一緒に待てばいいということで、この教えをまっとうしている今のニッポン球界の選手たちの方がレベルが上。しかもあの投手が直前にヴォークに見舞われ、フォームをしきりに気に掛けていた、そして捕手もそういう投手が気懸かりで三塁にいるエルズベリー選手に注意払えなかったという色々なものが符合してのスチール劇。以前あったのが2011年のジーター選手というからこれは五年に一回ペースということで条件等を聞いたのでメモしておきましょう。左投手で、モーションがスロー、時々しかこっちを見ていない、捕手も気が付いてない、三塁に居る選手もずば抜けて俊足、そういった非常に希なケースでシゲルちゃんがこのエルズベリー選手にはゾクゾクしてきて何か来るのをカンジルっていうんです。インディアン族からの初のメジャー選手だからインディアン嘘つかな~い!!ってキャロルが言ったらやつは爆笑。昨日の打撃妨害も三回目というエルズベリー選手、彼が打席に立ったときには大リーグ捕手のみなさん!厳重に気をつけましょう~