こういう自由奔放なミュータント女性がおばあちゃんだからね。今の結婚がいかに難しいかが一目瞭然。みんなが中々結婚に腰をあげない、結婚を視野に入れにくいってのもわかるんだ。しかしこの結婚論は遠藤先生の後継だから、やはり真摯に取り組む必要性あるって、のっけからまずは個人主義で、みんなが籍を入れない結婚とやらを履行したらどうなる?って。本当に社会混乱する?って。政治家っていう職業の人々が実際結婚論をしたためるのとは一味違った結婚論を作家ならエッセイストなら書くべきだけど、現実ってのはリアル、差異ってのは生じ難いものなんだ。キャロル自体、とんでもないマチガイをすでに犯している。このことを仲間先輩に打ち明けたんだ。番号制は始るし、実際給与明細を見たら、自分が独身になってた。履歴書の書きマチガイなんだけど、オーナーに申告した方がいいですか?って。同僚は静かに説明。大富豪なら、そういう心配ありますが、貴女なら、訂正は必要ないでしょうって。キャロルは安心したんだ。またオーナーからの信用を失う恥ずかしい場面だからね?