サファイア・マン《緻密な男編》〔15〕あのA.I.という映画を昨日観ながら、改めて思ったのは、これから子育てをする人々の大変さです。基本手法は同じですが、様々な問題が絡んでくる。人間が持っている飽くなき挑戦、野望ですが、子育てを含めた家庭生活に於けるビジョン分割をキャロなりに想定してみたんです。そもそも母が早期幼児教育に挫折。そういうことへの撤退を決めたことがヒントになるんですが、まず長期と短期ビジョンですね。この長期は旦那の出世や子供の大学完了などが挙がる。短期は今月一杯にやり遂げることで、例えばそれが一年以内なら短期でしょう。離乳食完了でもオムツ卒業でもいいでしょう。一年未満に終わらせないといけないものを長期とごちゃ混ぜにするからパニックになる。子育ては長期です。そして・・・自分育ては一生・・・。ここが飲み込みがまだ不可能だったんです。キャロルは先を急いでいて、つまずいたけれど、そもそも自分を育てるということは、長期でも短期でもなく死ぬまで・・・。昨日ジョージ・クルーニーさんの一糸まとわぬ弁舌を聞きながら、アメリカってやっぱり自分にプライドを持っている国なんだな!ってキャロルの判断は間違っていなかった♪と安心しました。合格がすべてだ!って言ってるんです。質問する若者たちは、演劇を学ぶ生徒たち、そして女優男優の卵。彼は答えます。オーディションに何回も落とされるけど、その会場に来たときと帰るときは全く変ってない!だけど、合格の2文字を手にしたときは違うってね?ああ、それは言えてるわ~ってね。