俺の家庭生活教科書ガイドがこうやって一気に現実味を帯びてきたのに、ひとつはパラノーマシゲコは一体ナニモノなのか??っていう興味や畏れがそうさすのだと思うのだ。俺は文盲だが、幸いかな、人のこころを読み取る、リーディングが可能な妻キャロルの脅威の力によって、俺の考えを即座に念写。これはある意味ファックスより凄いとそう思う。脳裏実写だからだ。こういう異才の持ち主は現世では干されるが、どういうワケか、幸運はキャロルを離さなかった。頭が悪いからこそ、俊英が追い駆けて来るという構図だ。ここはこうやったら楽に勝てるのに?とか、この要領でいけばもっと天下獲りが速いのに・・・と。俊英な奴らから追い駆けられるキャロルこそ光栄の至り・・・。光栄、康永、後裔、後衛、彼女流にいえばそうなるし、キャロルが栄えれば、俺の孫たちもじき繁栄するだろう。繁栄こそが、個であれ国単位であれ、バンカーの礎〔いしずえ〕なのだ。