パラノーマシゲコのセカイ戦略とは・・・これはパラセカと呼ぶが君達がそれをマスター出来るのと出来ないのとは雲泥の差。なぜなのか?キャロルも俺も同じ仕事を47年。俺は企業に携わり、キャロルは物書きや投稿家としての年月だ。初めてキャロルが綿密投稿を始めたのがとある電機会社の灯りの詩募集だったというから恐れ入る。俺はそういうキャロルを傍目に、落選者であることをまず最初に、彼女に言い渡すし、落ちた者どもが、後からいろいろ難癖を付ける?そういう生き方や言動そのものに嫌悪感を感じる。それを禁じえない。キャロルは落選をたび重ねて、今の風体〔ふうてい〕が、見るからに貧しい全貌があるのだ。そして俺がいなかったら、拾わなかったら、生きていたかどうかも?目に見える処の現実こそが、常に規範となるべき下敷きなのだ。