ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔60〕キャロルはマテヨ・・・と思います。おかしいじゃないか、気配人数構成表では、霊が二人、生人四人、ヨシキちゃん、タヤ、伯母マレコ、あれ???もうひとり、無声のやつがいる。そして察知するんですね・・・。この人物は声が出せない理由がある。しかも芸術家。恐らく、何かを極めている人。歌道なら歌道、そして、茶道、華道・・・。ドンピシャだったんだ。父の妹ミチですがねん。こういう程度の低いそんじょそこらのののしり合い。入れませんし恐らくスルー。狸寝入りは出来ませんがみんなの動向を傍観していたんですね。キャロルはこの叔母に父の9歳下の妹に声を出させるべきだとそう思う。芸術家の真価を見せて欲しいって切に思った。伯母に大きな声で言わせればいい!!そしてテレパを送ります。そもそも・・・・この末っ子のミチが同じ名前で、何かを感じて、二人の介添えしてるんだよ、芸術家だから?って黙らせるなよ!!ってね。伯母は、表情も変えないまま、ミチ、あんたも何かは言わんばいけないよ!この可愛い、和田家の孫をずっとここで預かりたいっていうことで計画立てているんだ。このままでは、この孫は自由奔放に育って、しかも長幼の序も身に付けさせられず、世間様で恥をかくような子供になってしまう、ミチはソコントコどう思う、あんたの責任問題なんだよ??って。ミチはとうとう口を割ります。まずお母さんに訊きたいわね?って。タヤも背筋がシャキ~ンと針金が入ります。お母さん、この子は女の子、男じゃないのよ、それでも引き取りたいの?ヨシキちゃんが怒ってまた襖を開けてきて吐き捨てます。俺の存在がむしろ問題だろ?!って。