ルビー・ウーマン〔ジーニアース編〕〔24〕ふ~~~んと答えつつ、キャロには、ある鮮明な記憶がざざざ~っと波にように蘇ったのです。ね?あんたとアタシ、学年六歳違うよね?間違いなく同一の教師だったとして、アタシにも嫌な記憶、もう一丁、蘇ったけど、その教師ってさ、放課後、あっちこっちの部活回って矯正や、強制やってなかった??なんだか、やな記憶蘇ってさあ~諏訪神社では、ほっぺたが痛いのと、もうひとりの女の子ともお互い、別行動したんだよね。傷口を舐めあうっての、やりたくないってのと、クラスのみんなも近寄らないってのあった。どんな目に遭ったか、知ってて、みんな、しかとしたんだ。怖いさ~とばっちりあるからね、何しろ、44年前の田舎の中学校の遠足の日の朝の遅刻を巡っての話・・・。キャロは、その女の子の親が黙っていないだろう・・・っていうのは憶測出来たし、キャロも親に言うか言うまいか?って迷ったけど、キャロは言わなかった。キャロは単独行動しながら、スケッチ水彩をやりながら、サルとアジサイを描きながら考えていたんだ。これもいずれは、物語になるかもね♪ってね、やな記憶ってのはキャロのバレー部の話、楽しみにね~