ルビー・ウーマン《復讐の館編》〔11〕イフもしも・・・癌だと言われたら?その一方で、笑いながら叫んでいる彼女。腹が茶沸かして起き上がれない!!って。その彼女がやっとこさ起き上がり話し始めるのは、意外な内容だったのです。これは、ミカクなんだよ、誰にでもある!だ、誰にでもある?すかさず訊き返すキャロ、彼女は自身の舌をベローチェと出して見せます。見えるかい?これが味覚だよ。ふ~~~ん。キャロは自分の舌のぶつぶつと同じものが、彼女の舌についていることを確認して、風雲急を告げる思いに駆られるんですね。彼女の言うことを安易に信じてもいいのか?という処の疑惑的真理眼です。こういう、突出があることも、キャロの長所。ではあるものの、彼女の言っていることに一理あると理解したのも事実。美味しいものを、美味しいと感じ、識別する箇所、人間が生きていく上で欠かせない部位なんだよね♪彼女は明朗快活でした。その言質を確かめることは必要ではあるものの、それはキャロの立場をいたずらに貶めると直感したのも流石なキャロ。やがて旅の引率者である伯母が風呂を終えて、部屋に戻ってきます。話の輪に入り、ケケケと彼女はまた、笑い転げながら、伯母に伝授します。ちょ、ちょっと失敬と言って、トイレに駆け込みました。色々な思いが錯綜して、1人でじっくり、考える時間とスペースが欲しかったのです。彼女の説明が真相なら、ムダに時間を費やしてきたという、お馬鹿の立証がまず成り立つ。待てよ・・・妄想ではあるとしても、悩んだことがすべて、ムダだった?いやあ、そうとは言明出来ない、自分が確実に居て、リアル対峙していた。そしてもうひとつが、すでに控えていたのです。当初、彼女の態度が失敬に映ったのに、今度は、ちょっと失敬と言ってトイレに駆け込んでいる己の実態。失敬という2文字が抱え込む病・・・。ニッポン語の裏腹性や、多様性、隠匿性を知らない外国人は、これはいつか、た、た、大変なことになると。