いろいろ、これからの事、帰りの九州急行バスで、考えてみたんだ。トイレの後ろのお1人様用8番席。ここを指定したんだ。キャロのエッセイを読んで、それを、勇気のカプセルのように感じて飲んでくれている人々・・・。これからも、必要だと、配給を楽しみにしている人々・・・。この期待を裏切ることはもはや出来ないっていう責任感だよね。嬉しいし、キャロの経験したことが生かされるのなら、それこそ本望じゃない?って。子供を育てている最中だって、キャロは書くことを後回しにしたことがないんだ。母性というものの本質を見極めたかったんだ。もしも、書く事を二の次に、落としていたなら、今の位置にはそもそもいなかった。キャロ、たった1人で、これまで、権力と闘ってきたし、一度も、諦めようなんて思ったことがないんだ。前に話したように、これまで、一度も、誰かに迎合したことがないんだ。神にも頼ろうと思わなかった。どんなに、大きな権力が立ちはだかっても、キャロが、ふ~っと、息を吹きかけるだけで、野郎どもは、ふにゃふにゃ。キャロの言葉が言わば、塩なんだ。よく見ていなさい。たちまちキャロの振る、塩にやられて、やがては地べたに溶け出す。這い蹲る。彼らは、群れをなしているように見えるが、ハイエナ以下、なめくじ同好会に過ぎないんだ。それを知るのが死ぬより怖いから、今は現実に背をむけるしか手がないんだ。母という強き者が、どれ程、お腹を痛めて、赤ちゃんを産み出すのか?キャロにとって女性は、小さい時から脅威の的だったんだ。それに楯突く者は、遅かれ早かれ祖国を失うことだろう。キャロを育む為に、この国に何が出来るだろうか・・・。神々はすでに、使者を放たれた。