ピーパー・ウーマン《ジュエリー・ボックス編》〔5〕ジュエリーがすべての人々の心を魅了するのはその輝きに嘘がないからで、真摯に受け止めなければならず、マレは同業者のネカフェの主人から得意話を聴きつけるのです。自分の部屋で仕事をこなし、やがてそこから巣立っていった世界レベルのオーナーがいるというのです。詳しく聞きたいとそう思いアポを取って彼のネカフェに潜入します。そこでのみ成功ファイルを見ることが出来るということでかなり焦っていたのです。人の成功は内内の成功、しかも同業種なのです。彼も同じようにインターネットカフェを経営して、ある時そこに破格の力を持った人が立ち寄る日を迎えます。まだ無名の頃です。無名でなければならないのは当たり前で誰も知らないからこそ、意義も名目も成り立つのです。彼はインターネット授業を先駆する力を持ちながらある部位で止まる事を余儀なくされていてそこをフォローしたのが社長の先見だったというのです。ヒントはひとつ。望外に安い部屋があって、そこを予約するには十二時五分前までに予約しないといけないはずが彼の場合、すでに予約完了。社長の入れ込みでも、エコひいきでもなく新らしい業だったのです。顧客みずからがその部屋を孤立最安値にしていった・・・次で詳しく行きましょう。