昔の教室では喧嘩が多くて小学一年生でも殴ったり突き飛ばしたりで、散々だったことを思い出してあたしは顔を赤らめます。
生徒から
知らせを受け、見に行ったときは、豪傑な男児は別の男児の上に、馬乗りになっている。女子でも辛気臭い喧嘩が勃発。誰かが、自分のスカートの下を覗いていた・・と涙目で打ち明けて来る。そんなの、かまへんかまへんと教師は言えず、犯人を割り出す。たいてい女児はあの子がした。・・・と指を指しているから私もすぐ対処が出来たし、そういった意味では昔は綺麗だった。その場で終わるからです。今のイジメの陰湿は、おぞましい。本人がゴリラで、すぐ言い返せる容子のような高飛車でも、無視を貫き通す手法に替えないと勤務出来ないほど・・・それでも容子の弁明通りならここは静観していましょう。小学校の教室とはまた違い、コンビニにはちゃんと敷居があるからです。長く勤務し知識のある立場に立つ人間について行けず、どうしますか?容子は無言で言われた通りをまっとうしているから文句が出ないでしょう。陰口は仕方ないし、それに蓋は出来ない。実際の社会の、例えば社宅でもそうです。そういった巷のニュースがニュースソースの一本として出回るし、あたし達教師も噂の出処を確かめました。いい評判を常に温存している家はどこで、そういう名家の気風を取り込めたか?自分なりに研究を重ねました。あまり、自分の家のことを話さないほうが、名家の気風や評判を維持出来る。しかし容子は、ライターです。疑問符をゴミ箱に放(ほか)すことが出来ない質(たち)きっと正月元旦には皆にライターであることを報告するのでは?って私は期待して見守っています。弟の生誕百年がやってきます。2023年の2月24日になります。遠藤周作氏も同じく百年で弟もさぞ嬉しいのではないか?って思うのです。