袂を分かつということは離れることなのにどうもあいつは勘違いしているようで、暖簾分けのように捉えていて、俺にも想像性というものが果敢にも身に付いたことが驚愕だ。何しろ袂を分かつをそういう風に捉えていたから、これまでお互いが見えず失策も多かった。家庭の主婦として俺はさしすせその掃除を求めていた。声に出して掃除をしてくれ!も言った積もりだったが、はぐらかされて来たと思う。定年後、俺はやることが少なくなり自分で掃除をする。楽しくて仕方ない。コロコロも各部屋に揃えて自由の気持ちで満喫になる。俺は元来掃除が好きで、その好きなことをなぜ、相手に渡していたのか?そこで感じたのはお金の分は働いて!!っていう厳しい論点。俺は金をちゃんと渡していたはずだ。それは主婦の労力として換算されたかけがいのない賃金だったはずで、それをあいつは理解もしないしやらなかった。口惜しいことだが子供を五人育てていたから言えなかった。デルスカイしておこう。子沢山にありがちな盲点だ。