トップに君臨するものが必ずしもリーダーシップを苛烈に極めるとは言い難く、俺は二十八歳で主任になったとき外回りのリーダーに同時になるのだが、意外なことに気が付く。それは食って掛かる・・・という仕草だ。俺はたまに、上司たちに食って掛かった。それは本来ならしてはいけないことだったが、俺のその攻勢に下っ端の者たちが勇気を貰っていることをある日、知る・・・。物凄い感動だった。俺が従順でいるばかりが何も組織を安泰にもっていくのではなく、むしろ俺が逆らうことで、下位の者達がやる気を起こす。だとすれば俺は・・・・いつもかつも猛攻するのではなくここぞというときの上司への談判!!それが後輩たちを成長させ、士気を高める気運を呼び込む。口で言うのは易しいが俺はいつでも成功したわけではなくそこが浮遊カギなのだ。自分を差し出して、お伺いを立てる、未来を煎じ詰める、この組織の未来を占う。俺たちは上席に向って鋭い言葉で時折攻防した。その稲妻のような時間を忘れることは生涯ない。デルスカイしておこう。上司への金言だ。