ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔175〕自分の曲を自分で演奏して歌う、これがシンガーソングライターで、そういう世の風潮や流れがわかった当時の若者が多く居るたまり場で今こそこの溜まり場は悪い言葉として用いられることが常用になってきたけれど当時は溜まることは有意義だったのです。そこでの演奏はキャロルが一年前に作曲した夏の終わりにしました。それでも又弾く事にあいなる。違う曲も弾きます。コードを遭わせ皆で合奏してきます。ギターやベース、そしてシンセサイザーも居ました。みんなが同時に思ったのはこうして持ち寄る芸術の素晴らしさ・・・。しかしキャロルに時間がありません。すぐにもお暇しなければならないシンデレラの境遇にあった。作曲は確かに孤独な作業だけれどこうして演奏に入ることでみんなが合致するこころを引き出す。臆することなくやっていいんだ!!っていうこころの環境を取得するのです。もしも戦争ばかりを想定し、いつも周囲に壁を作りたい人々なら今一度音楽を見て自分を調整する必要がある。違うジャンルでも音楽家は偏見を持ちません。もちろんどんな楽器にも敬意を現す所作がある。壁と聴いて、ハ???となるのは当然で、どんなにアメリカは途轍もない損をすることでしょう。みんなの情愛はメキシコへ傾いていくのです。