サファイア・マン《面白い男編》〔118〕まだ肝心な事柄に疎くて、シゲルちゃんの了解が要ることさえわからないキャロル。生命保険には告知が必要で、それを本人と会って答えてもらわないといけないと言われ戸惑います。これが新たなる火種になりはしまいか?諦めかけたとき、彼女が涼しい顔で赤ちゃんがお生まれになることを思えば今がチャンスですよ!!って。キャロルも同時に気がつく。これはお子さんたちの為にとても重要な手続きになると思います!と言われるのです。キャロルは中々言い出すことが出来ないでいたものの帰宅したシゲルちゃんに思い切って生命保険のことを話すのです。彼は開口一番、会社ですでに入っている、その受け取り人を変更するからそれでよしとしてくれないか?って。そうだったのか、それならそれで、なぜ、言ってはくれなかったんだろう。受取人は今の処俺になっているって話すのです。なんだか、金融にいる男のセリフではない感じはしました。第二子が生まれようとしているのです。もうちょっとリアクション違うんじゃない?って。しかし事後承諾でこの一件は運ばない。彼女に断りを入れなきゃ!って思っていると彼がはっきり断るんだぞ!!ってしつこく攻防してくるのです。わ、わかったわよ!と答えながらも癪に障るのです。彼は人生で何を必修として暮らしているのか?本心を見たようで幻滅したのです。