ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔174〕小学校時代、特に一年生から三年生までは危ないことにまだ未熟なので、今の時代でもそうですが、目を離してはいけない時期といえるでしょう。仲間と遊んでいてもついつい普段どおりではない区域までいきその慣れない地域で喧嘩してしまうこともあっていつもニコニコと終わるわけではない。しかし子供時代から他人とどう折衝するかが人生のカギであることを会得している生徒は後年も生きるキャリアを身につけているもので、その判別も顕著に表れるのが小学校三年を境とする前半時代。ここでぬくぬくと育ち、ゲーム三昧でしかも、交流を持つのが苦手の子供になったら幾ら勉強が出来ても怖いかもしれません。ぬくぬくと育つ・・・そこで何かを会得することは相当に難儀でキャロルもその環境にあったといえます。みんながキャロルを教育ママになる!と断言していたし、遊ぶときだって優位でした。けど・・・家に友達を呼べないことで、魅力は半減していたのです。いうなれば魅力を作らないといけなかったからこそ、あちこち遠征したのだと思うのです。偶然新聞で見つけたのはエッセイストの向田邦子さんが十歳から2年くらいを鹿児島で暮らしていることで、十歳といえば・・・脇田大佐の1939年時ですからどこにいたか大体わかります。母も大好きだった向田さんとも鹿児島を通して縁があったんですね~