サファイア・マン《緻密な男編》〔82〕キャロルはシンダーガード恐怖症になってしまってて、なんかとってもびびっているんです。シンダーガードがジャイアンツのバムガーナー投手とまるっきり左右は反対で、もしも彼がそういった天才型で、バムガーナー投手の左バージョンになる器なんだと思えば幾分気が楽になる。二打席連続のホームランも致し方なかったとなるし、いずれはバムガーナーの次世代バージョンになるということでしょう。しかし心配は尽きません。野球は何が起こるか全くわからないからです。一試合も見逃したくはないというのはそこなんです。キャロルはシゲルちゃんの言葉を仰ぎます。前田投手が打たれないっていうその根拠は?って。彼は一流の順位を列挙します。今はまだ一軍には来ていないけどウォーミングアップ中のダルビッシュ。この投手が一位で二位が上原、そして三位が前田、田澤、岩隈、田中と順位を付けるんです。終速を彼はとても大事にしているようで、球のキレに拘る観客なんですね。前田の球は決して速くないけどキレがある・・・この弁に勇気を貰います。ありがとう!!前田投手がキャロル総帥モノカキ書斎の前出し部になるだけにその球運が最も気になるところなんですよね。