ルビー・ウーマン《黎明編》〔40〕世界各国の異才精鋭たちが詰め掛けて、この娘の取り合いになる。どうなることやら・・・大佐は神の三つのコンマが気になります。でも・・・すぐさま問い掛けることを止めます。神のこころの透視に掛かったのです。ま、まさか???、なだれ込むようになる自分を制御します。お前のこころは読めているぞ、大佐、お前が気になるように、俺もこの娘を見ていたら、むしょうに下界に降りたくなった・・・。そういうことは違反では??むろん俺は無理だ。大佐、お前がうらやましいよ、俺たちのように、権威を受け取った者は下界へは降りられない。お前は二階級特進よりも、この少女を選んだ・・・。その勇気は褒められてしかるべきだと俺は思う。裏技を使えば、そして、今なら、俺はお前に成り代われる。ダークハーフのあの映画のように・・・。しかし、それでは、永遠に黄泉の国に戻れない。なんの迷いもなく、こころの平安を俺は選んだ。しかしお前は・・・・・