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ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔190〕二十歳のキャロルが考えていたことはアイデアです。どんなアイデアが同時連携で場を盛り上げ発展していくのか、音楽や文学はどういった起爆剤になっていくのか?それを何しろ見極めたかった。しかし突破口になるようなことは中々、身辺で起こる余地もなく、毎日を自分なりに設計し手を加えていくことが進歩に繋がると信じていたのです。まさお君に毎日手紙を書けば向こうの家族も安心するし、それなりの真心を感じてもらえる?計算は働いていたと想うのです。小さい頃から精進してきた音楽やそして文学を生かす場所は本当にまさお君と一緒になることだろうか?迷いも若干生じていたものの、すでに大事な仲間でした。。彼は本当にキャロル思っているのか?命がけで?と疑うような一幕はありませんが、本当に好きならもっと違う展開もあるのでは?と思いあぐねたこともあって、しかし男性というものはそんなに器用でもないんだろうと決着します。寡黙な男の子でした。どんな生き方をしても世の中全く変わらないんだ!!とする一方で、彼が大きな望みを音楽の中に見つけていたことが襲い掛かってきます。彼が思いを込める音楽にヌカリはないだろうか、粛々としてついていくことに危惧はないだろうか?二十歳のキャロルにもそれなりの迷いはあったのです。