俺は一晩中眠れない。5、5対4、5この線にもっていくべきだった・・・・。なんということだろう。四十年勤務した元バンカーらしくなくて、新車が欲しいキャロルのクーパー路線はダメになる・・・。区画整理残の精算や、更地にする費用などを差っぴくとキャロルの手元には二百万円も残らない。ま、イッカ!!ってあやつは俺の是正案を呑もうとしない。家に帰ると全然人が変わっているのだ。癌じゃないかな、麻酔銃を撃ってでも弟を病院に連れていかないと大変なことになる・・・って。俺は弟は百歳まで生きる!!ってそう思う。第一体重が俺の二倍近くあって、昨日も俺の財布から三百円をもっていった。くれないか?って懇願するのだ。オニギリを買える!!って喜んでいた。今までどうやって食い繋いでいたのか?どうも神女がいるようだ。神さまのようなガールフレンドで、それでも早く金を返せ!!ってうるさいらしい。良かった!!と俺は芯から思う。弟のような風来坊の面倒観れるのは神ってる女しかいない。デルスカイしておこう。神ってる女。カミッテルジョシだ。