サファア・マン《面白い男編》〔19〕濱田食堂にはキャロルと同級だった男の子もいて高校を卒業して一度会話したっきり。何しろ男らしい男児でしてクラスの人気者。足も速いし、普段は寡黙、喧嘩も強い、冷静沈着な一面も持っていて、この彼が一度教室で気を失い倒れたとき、キャロルは家まで連れて帰ってことがあり、具合が悪い彼といえど、キャロルがはしゃいでしまったのは言うまでもありません。当時の小学校では早退者を家まで引率するのが学級委員の仕事。勉強が出来るからそう授業が重要ではなく、問題は口が達者な点でしょう。途中倒れ込んだりしたときの素早い動作が求められ、この時に彼を家まで送り届けた達成感や安堵感、今も忘れません。ほんの300メートルですが・・・。そして東望幼稚園でもキャロルは一度遊んでいます。小学校時代、彼が15円落としてそれを躍起になって、探し回る、滑り台の下の出来事でした。なんで好きな人の為にならこうまで切磋琢磨出来る?って自分に問い掛けていたのを覚えています。濱田家一統はペーロン大会でいつも主役!!そして足も速かった。弟がキャロルと正反対で、足が速いのは、かき道の血脈かなあ?って。そういった遺伝子を吟味すると、キャロルが弟にない遺伝子を持っている可能性もある?という鑑識も出てきますね、嬉しい誤算です。そして同級生たちの中でも最も精彩を放った濱田食堂の彼がキャロルのとても大事な親友で、またいとこであることがとても興味深い。そう、従弟の従弟を英語では?ひとまずカズーイと称しておきましょう♪