アクアマリン・マン

 僕はいくつもの人格を持ち歩くことは出来ない。せいぜい、2つだ。堅実な僕。もうひとつ、安全を見計らいながらのジャンプ。しかも、下にマットがない限り僕は無理。なぜ、こんなにびびり屋なのだろう。堅実な僕が、マットが敷いてある時のみ、ジュンプを試みるのも、その人をまずは、見定める。危険が伴うと思えば、マットが敷いてあろうと、僕は高飛びはしない。自分が蹴躓くような、愚かな真似にはでない。しかし、人生で、一度は僕は他人のために、走り高跳びに挑むかもしれない。それをしても、構わない程の人物に出会った時のみだ。