エメラルド・ウ−マン

 早朝シフトリ−ダ−は未婚でシングルマザーになり、お子さんを有名大学に入れるまで、女手ひとつで頑張ったと聞いて、麻友子は、驚きます。最初の驚きが新鮮だっただけに、きちんとリ−ダ−の言うことを守りたい気持ちは、旺盛にあるけど、何処か、自分の中で煮えきらないものがあったのです。シングルマザーでそこまで闘志を滾らせ頑張って来たと言う物語に、偉いなあ…と感嘆を熱くしている自分の中で、少しだけ違和感も湧いて来たのです。お客様は、生きている変化を求め、日々、飲食店を訪問している。度を越さないくらいの会話は、許されてしかるべき。その容認力が、リ−ダ−には乏しいのでは?もしも、そのお客様を失うような事態になったとしても、その重大さにすら気が付かないのでは?リ−ダ−としての和の精神から乖離しているのでは?決して早朝から混雑している店ではなかったからです。