すっぽかされて眼が覚めた。

 わても、若い頃、恋人探しで奔走した。以前は、好文堂書店地下にチボリ言う茶店があり、若者と待ち合わせた。当時は造船大と呼ばれ、うちの周辺にも下宿屋はあり、話してみると面白い青年やった。わては、なかなか相手が現れんから、ひがなが下宿屋に電話して、取り次いでもろた。電話口に出た彼は、詳細がわからない。まだ、寝てたんやな。そこで啓示があった……お前が獲るのは天下だ!!強い啓示だったため、今も、覚えてる。若輩者には関わるな!!彼が準備してバスを待ち、アーケードのチボリ目指しても遅い。わては、帰ることにした。