わざわざ電話をするほどではない。しかし、勤務店に、ドリンクを忘れて、家に着く頃、思い出すなら、わや。店を出た鼻なら取りに戻る。電話をして、忙しくしてるスタッフに、ドリンクは捨てて下さいと伝えたいが、迷惑をかけるのは嫌だ。僕は忘れ物が無茶苦茶多いわけではなく、昨夜はテンぱっていた。爽の発券期間が終わりに近付き、あらかじめ2個を購入し、冷凍庫に入れていた。それを忘れまいとして、ブライチの伊右衛門茶を忘れてしまう…みんなも、いかに、僕が単純な人間か、判るだろう。ひとつを綿密に行うとき、他は、疎かになりがちだ。伊右衛門ドリンクはウマイ。あれこそがほんまもんの日本茶である。残りは僅かだった。ゆえに最後まで飲み干したい僕がいた。