西🏝姫瑠のアディショナルタイム379

 

仕事がある日は、世間様を拝める。この開放感がある限り生きていける感じはある。お金はない。しかし、希望が認められる。いい曲がまた出来た。ある老婆だが、あたしが見立てていた貧困層ではなく、ショックに見舞われた。私達はお客様をだいたい、どういう年収層か、わかるときがある。それを知る機会が多くて旦那が話していた層をようやく体感出来たのだ。その女性は貧困の鎧をわざと身にまとっていたが、ようやく、鎧をあたしの前で外して見せてくれたのだ。金持ちではない…貧困だと見ていたこの一年を悔いる…彼女はあたしより遥かに、裕福だった。人はわからない。表面上だけではわからない夢幻を身に纏う生き物だ。