エメラルド・ウーマン92

 

容子が自分がまったく能力がなく、みんなの下支えで頑張るしかない…という境地まで潜り込めたことは私の快挙でもある。そういう姿勢が今までの容子には欠けていた。正しく人としての欠損の部位。しかしこの店で様々な事件に遭う内に一回りも二周りも成長して、ミラクルを禁じえない。正しくミラクル婆です。これからの世界はきっとみんなが持ち寄るプランをどう定義付け世の中の気流に乗せるか?まさしくそこだと推論しています。親が立派でも子供がぐれたり、はたまた放浪生活になってしまうとしたら、どっちにも責任があるし、親がたいしたこともないのに、子供が立身出世を見事に体現することもある。私は様々な親御さんと生徒を見てきて、やはり、根本にあるのは親の愛情の在り処が関与だと思う。片親であってもまったくそこを感じさせない生徒さんも見て来ました。ひとり親でも充分な愛情を掛けて?いいえ、その逆だと思います。悲惨な母親の背中を見て子供が学んだ例です。私達のような校長までの道のりが視野内にはなかった普通の教師でも、言いたいことは5万とある。ブログの出番ですね。論評として新聞紙面に載りませんが、人々の脳裏に逐一印字されていく。コレ以上の幸せはないのです。(24347)