イエローダイヤ・マン1545

 

人生のもっとも美しい時代は冬の時代・・・それもこれも冬木立がある。すべての苦しさを封じ込め春を待つ・・・そんな嬉しい期待もみんなにあるだろう。苦しみは誰にもある。しかし希望を失わず、前へ行ける力・・・そこを思う。マラソンの子どもたちを思い出す・・・薄着でみんな一緒に走ることで気概を保つ。そしてやがて、みんなが走り終える。そういうひとつひとつを思うと観点はやはり教師の美しさに行くのだ。教師は素晴らしい仕事だ。日本はやがて、教師になりたい人で溢れかえるだろう。生徒ひとりひとりの個性を伸ばすとはいうものの段階がある。ある一定の場所に集まる能力が、一律ではないことが人生をさらに無謀にする。いい意味の無防備だ。そして、差異があるからヒントが生まれ合う。幼い頃のことを全く覚えていない大人は多い。小学校の三年生からしか記憶は辿れない・・っていう人も多い。僕の娘もそうだ。なぜ、そこまでの差異があるのだろう。幼い頃の脳の問題を調べれば埒はあくのだろうか、それとも遺伝子の差異?環境だろうか。僕は生まれる前の子宮の中での記憶を持っている。そこを立ち退かなければいけなくなり、スプラッシュの中で僕は生まれた。小さなうさぎ小屋が自分の棲む家であることを知った時、混乱もせず、環境に従っていった、自分を芯から愛する者がふたり居たが、どちらも抱えていたのは教育の定めであった。今そのことが僕にダブルチャンスを与えている。啓示は、凄い速度で即時入っている。そして…僕が立ち止まることが日本が立ち止まることと同位になるっていう示唆がある。執筆の勇気を与えてくれる。それがことの他嬉しい。