イエローダイヤ・マン1544

 

コロナが世界中に重たい雲としてのしかかって物事を見え辛くした・・・そしてその延長上に今の世界がどんよりとした雲のもとにある。雲とコロナを交換して新世界にいざなわれている。そのバーター引き換え券が手元にある。今…僕はメルカリで学んだことをひとつの資料としてみんなに伝えたい。そういう気持ちで登壇している。水を張ったワイルドストロベリーの紅茶カップにビー玉を沈ませて色合いを楽しんでいた僕だったが、それを今あえてしてない。サビだ・・・まさか、サビが陶器に、ガラスに付くなど、僕は考えも及ばずにペアのイルカのビールグラスに染みを付けてしまう。その時はビーズも色石も入れていた。すぐに水をはかせて乾いた布で拭き取っていろいろ苦心してみたがサビは除れなかった。メルカリをしていないなら、このことには気が付かず、人生を過ぎていたことだろう。水を入れればすべてOKみたいな安易さから脱却して僕は、どうすれば安全に写真を撮ることが出来るか?別の角度から容器を見るように変化していった。海底に置き去りになった財宝やジュエリーの類は前から沈没船探偵団によって明かされ興味しんしんだった。海賊に襲われた船は5万とあって水深何百メートルの海底・・そこからまた砂の奥底まで金属探知機で探っていく姿をイメージして水と宝石は僕の心に定着をみていた。しかし、そ、そんな馬鹿な・・・、あんなに堅い陶器に錆がつくことなど想像だにしなかった。起因になったのはビーズに付いていた金具だった。これは人生でも応用が出来る。絶対に合わない人間が存在するという決め事である。それは寂しいことでは決してない。合わないからこそ軋轢を回避出来る。そして合わない同士、お互いを認め合うことも出来かねる。しかし哀しいことではない。