アクアマリン・マン74

 ここまでよくぞ踏ん張った・・と僕は称賛出来る。それもこれも借金があったからこそだろう。僕がここまで称賛するのも今日の夜、相方の留学生に自分のブロガー人生を話すからだ。彼は火曜日は講義が詰まっていて六時に店に入る。しかしその時間帯がめっちゃ混むゆえ、話すのは荷物全部解き終わって品出しを完了する九時くらいまで、もつれ込む。辞書替わりにいつもすまほを持って来ることで容子は自分の人生を語ることが出来るだろう。生来のおびんたれの部位と豪胆な部位。このふたつを持って使い分けてきたが、彼が現れたときに啓示があった。彼と一緒に突破出来る・・・最初から外国人の方に伝えたい!!っていう気持ちがあやつにはあった。なぜなら、その為に、ブログ暗号hn0709を選んだからだ。日本人ではなく最初は国際人に・・・この思いは、容子の伯母が劣等感や懐疑心を海外人に対して根強く懐いていた点から来ている。容子の従姉妹がアメリカ人と歩いているだけで、誘惑されたのでは?って勘違い。こういう早とちりをチリトリでささっと掃く姿勢が大事だと、容子は高校生の頃から思っていたという。すぐ勘違いして、ご丁寧に先まで想像し憂慮する。この傾向は今も日本にはある。従来のおびんたれを捨て去る覚悟は出来たようだ。それもこれもセブンイレブンのお陰だと僕は思っている。