エメラルド・ウーマン58

 バーター取引で今日は少しブログ遅くなっても家族からいろいろ文句は出ない。替わりに個人面談に行くからですね。こうしてじっくり時間があることが容子の幸せに関与している。それが私にも理解出来ます。女性に降り掛かってくる難儀に強制があります。こうして欲しいんだ!!ってつっかかって来られるとあたしも嫌な方でした。独身時代が長かった。最初の離婚のあとに実母のもとで、23年も過ごし、いい意味でも悪い意味でも、自由が私を虜にしたことは言えます。でも趣味に心を移す時間は取れない。

 小学校の教諭は今でもそうですが時間がないのです。当時は特に大変で雑用も多かった。私は母のもとを再び去って、三菱に勤務の男性と再婚したことを今は後悔していません。なぜなら、結婚って窮屈なんだよ・・・自由もほぼないんだよ・・・を容子に体現して見せてあげたことが諦めに似た忍耐やご加護に今はなっているからです。人のために時間を割く・・・それが結婚です。そして時間だけではなく金銭も投入していくのが結婚の正体です。ちなみに私が再婚してすぐに着手したのは、応接間の改築でした。それまで狭かった和室を、広くしてしかも五人は宿泊出来るように新装したのです。相手をぎゃふんと言わせられないから私は、経済力で君臨しました。だから、逆に容子に今は尋ねたいくらいです。お金もなくて、あなたは、どうやってプライドを維持したの?って。普通なら、楽な道を選び、そこそこお金を貯めて楽しく遊ぶ。根っからの文学バカだったのでしょう。